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「校内の教室以外の居場所」

様々な理由で教室に入れない子どもが、校内で安心して過ごせる居場所。

令和4年度、市内中学校30校で始まったこの取り組みは、令和6年度現在、市内中学校87校まで広がっています。部屋名は学校ごとに異なります。(例:スマイルルーム、ひだまりルーム、ほっとルームなど)
 
対象者は、開設している学校において、本人が利用を希望し、保護者の承認が得られた在籍生徒のうち、校長が利用することが適切であると認めた生徒です。

登校する日や、登校時刻、活動内容等は、生徒の希望に合わせて、保護者・学校と相談しながら決めています。

多くの学校では、居場所の部屋を「学習空間」と「リラックス空間」に分けており、居場所に通う生徒は、担当教員の見守り・指導のもと、自ら立てた計画に沿って学びを進めています。

「学習空間」では、授業で活用する学習教材やプリント、補助教材に取り組んでいる生徒が最も多く、次いでタブレットパソコンを活用して民間オンライン学習プログラムやAIドリルに取り組んでいる生徒が多くいます。

「リラックス空間」では、読書をしたり、ボードゲームやトランプなどグループでの活動に取り組んだりして過ごしている生徒もいます。

また、生徒に応じて、居場所の担当教員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが、ソーシャルスキルトレーニングを行い、コミュニケーション力を高め、良好な対人関係を築くことができるようにする取組を行っている学校もあります。

居場所に通う生徒からは、「居場所があるから、学校に来られている。」、「教室には行けないし、学校も苦手だけど、家にずっといるのもつまらないので、少しでも来られる場所があってよかった。」、「学校に来ていない子を居場所に誘おうかと考えている。」などの声が聞こえています。

教室以外に安心して過ごせる場所があります。
あなたの過ごしやすい居場所で勉強したりリラックスしたりしませんか。
学校に通いにくかったり、教室に入りにくかったりする方は、学校に相談してみてください。

詳しくはこちら

日時・利用方法

・開設日は、学校の授業のある日と同じです。
・開設時間は、各学校が子どもの実態に応じて決めています。
・利用方法は、在籍している学校にご相談ください。

 団体紹介

団体名 名古屋市教育委員会 新しい学校づくり推進部新しい学校づくり推進課 
活動内容 教育委員会では、教室に入れない子どもが安心して学校生活を送ることができるよう、余裕教室等を活用して、担当教員が子ども一人一人の状況に応じて生活や学びを支援する、校内の教室以外の居場所づくりを推進しています。